2007年01月27日

アシュケナージのR.シュトラウス

ashRstrauss.jpgついに幻の録音が発売になった。
アシュケナージがシェフとなったばかりの1998年の録音である。まだまだ関係が良かった時期の録音なので、大変充実した演奏を聞かせてくれる。

まずは皇紀2600年を記念して委嘱されて作品であるが、芳醇な管楽器の響きが大変素晴らしい。R,シュトラウスらしい豊かなオーケストラを存分に輝かしく鳴らしのは実にアシュケナージらしい。
ケイマル、ティルシャル等の往年のメンバーがまだまだバリバリに吹きまくっていることもこの演奏に花を添えている。
曲自体は、かつての曲のような見事な名人芸ではないけど、それでも良いオケが演奏すると、良い曲になるお手本のような演奏だ。

続いて「ティル」ではティルシャルのホルンの名人芸が存分に楽しめる。もちろんそれだけなく、その他の木管のソロも大変素晴らしい。チェコフィルで聞きたかった音がここにはある。嬉しい限りだ。

メインの「ツァラ」ではより輝かしい金管の響き。チェコフィルの濃厚な響きがR.シュトラウスの濃厚な音楽に合う。いきなりのマザーチェクのティンパニーの素晴らしいこと!
有名な冒頭だけでこれだけ燃える演奏もなかなかないと思う。演奏にはとにかくスピード感があり、一気に聞かせるエネルギーが凄まじいものがある。
随所にみせる管楽器のソロ、トゥッティの大迫力。これこそチェコフィルを聞く醍醐味である。
そしてケイマルのソロ!これがまたおっさんらしく不器用に(ごめんなさい)、そして豪快に吹き鳴らし。実にケイマルさんらしくて思わず笑いそうになる。素敵だ。
個人的に大満足な演奏である。

ツァラは、確か1998年の来日公演で演奏してる。僕はみなとみらいで、聞いたけど、なかなか良かった。ラッパはハリーシュ、ホルンはセツキーさんだったけど、大変素晴らしいプレイを聞かせてくれた。オルガンをホルンの、ハブリーク氏が弾いたっけ。
あの時、この録音が発売になっていたら、この録音の評価は大変高いものになっていただろうと思う。
でもこうして出てきてくれたことは非常に嬉しい。

お勧め度:★★★★★

R.シュトラウス
皇紀2600年奉祝音楽
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」
交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
指揮:ウラディミール・アシュケナージ
チェコフィルハーモニー管弦楽団
1998年
EXTON<OVCL-00195>
posted by ズィコフ at 15:29| Comment(0) | TrackBack(2) | R.シュトラウス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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