2006年12月31日

ビエロフラーベク「ハフナー」「リンツ」

belohlavekmozart3536.jpgビエロフラーベクが主兵であるプラハフィルハーモニーと録音した素晴らしいモーツァルトの交響曲。
「ハフナー」の冒頭から活き活きとした演奏が展開される。正直、これはどの演奏だと期待せずに購入し、放って置いたのが間違いであったと思い知らされた。正確なアンサンブル、美しい音色、歌心、音楽への強い愛情とどこをとっても彼らの演奏は完璧だと思う。流行のスタイルではなく、あくまでのチェコ流の歌心に満ち溢れたモーツァルトを存分に堪能させてくれる。
「リンツ」は、序奏から深みのある音楽を聞かせてくれる。モーツァルトの楽しさだけでなく、なんともいえない憂いをも感じさせれるのだ。この憂いこそモーツァルトの真髄だと思うのだけど、なんとも言葉で表し難いくらいに「憂い」を感じさせるのだ。
しつこいはずの?繰り返しも「また聞きたい」と思わせるだけのものもあるし。恐るべしビエロフラーベクである。
それもこれも、オーケストラと指揮者の全員が同じ音楽語法で話しているからそれだけ強い説得力が生まれるという基本的なことなのだけど、今もチェコにはその伝統が生きて、さらに高い境地に登っていることが実感させられるのだ。
ビエロフラーベクは一歩一歩、大巨匠への道を歩んでいることを改めて実感させられる1枚である。

モーツァルト・イヤー「2006」の最後を素敵な演奏で締めくくってみました。

お勧め度:★★★★★

モーツァルト
交響曲第35番「ハフナー」
交響曲第36番「リンツ」
指揮:イルジー・ビエロフラーベク
プラハ・フィルハーモニー
於:2005年1月プラハ・ドヴォルジャークホール
harmonia mundi<HMC901891>
posted by ズィコフ at 19:56| Comment(3) | TrackBack(0) | ビエロフラーベク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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