2006年09月05日

カレル・シェイナのマーラー交響曲第4番

sejnamahler4.jpgカレル・シェイナは、ようやく世間で知られる指揮者となりつつあるみたい。それでもまだまだ知る人ぞ知る、隠れた名指揮者であることには変わりが無いようだ。
シェイナの録音が、日本でこれほど発売されたのも、私がレコ芸に登場したときに、ひたすら紹介したからだと勝手に思っている。
シェイナの数少ない録音の中で、愛してやまない録音が、このマーラー交響曲第4番。かつてこんな録音があると知らされ、御茶ノ水のディスクユニオンでかなり高価(それでも¥3000くらいだけどね)であったが中古LPを見つけたときは嬉しかった。そして帰ってきて聞いたときの驚き。あまりにも素晴らしい。こんなマーラーは聞いたことが無い。
だから事あるごとに、この録音を紹介したいと思って、ホームページに掲載し、その他掲示板でも紹介し、更にはパソコンに音を取り込み加工してCD化し、配った事もある。

そしてついにCD化。嬉しかった。
オリジナルマスターが劣化していると思われるので、万全な音ではない。また録音時の音の歪みがあるので、こればかりは修正できない。それでも出てくる音の素晴らしい事!
音楽が泉のように湧きあがる。歌に満ち溢れ、これほど音楽を聴いて、幸福を味わえるものがあるのだろうか?
1950年という戦後間もないチェコフィルの、ポテンシャルの高さ。ターリヒをして「もはや教える事はない」と言わしめた時代だ。ホルンのシュテフェックをはじめ、管楽器のソロの美しいこと。そしてビロードのような弦楽器。どこを取っても最上級。そしてシェイナの紡ぎだす美しい音楽。
シェイナのマーラーが素晴らしかったと、ケイマルも言っていたし、マーツェルもシェイナこそお手本だと言う。

残念な事に、チェコフィルとは4番しか録音を残さなかったが、国民劇場のオーケストラと「大地の歌」のライブ録音が復刻された。こちらは全く話題になっていないが、これも隠れた名演なのでいずれ紹介したいと思う。

お勧め度:★★★★★

指揮:カレル・シェイナ
ソプラノ:マリア・タウベロヴァ
チェコフィルハーモニー管弦楽団
1950年4月録音 ドモヴィナ・スタジオ
<COCQ−83865>
posted by ズィコフ at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | マーラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。