2006年08月30日

マーツァルのチャイコフスキー交響曲第5番

macaltcha5.jpgマーツァルのチャイ5は、チクルス第4弾の録音。
録音から帰ってきたオクタヴィアの某女史が「今回のチャイ5は凄い!」と連発していたから、「サンプル欲しいなぁ・・・」と独り言。ちゃっかり発売前に頂きました。ありがとうございます。
このチャイ5は本当に凄い。このコンビのシリーズの中でも白眉の出来だ。数年前のコバケンとの録音を上回る出来栄えだと思う。
マーツァルの自然体の解釈は変わらないのだけど、実はちょっと面白いと思うのが、弦楽器と木管そしてホルンの響きを中心に鳴らしているのだ。トランペットが若干弱く感じることがあるけど、それはそういう鳴らし方なのでは?と思わせる説得力。するとロシアのチャイコフスキーではなく、チェコのチャイコフスキーになる。ドスの効いたドギツさが影を潜め、ちょっと可憐なチャイコフスキーが登場すると。
でも勘違いしてはいけない。ちゃんとラッパやトロンボーンは必要なところでは、マーラーかと思わせるほどにちゃんと咆哮してくれるからご安心を。だからどこまでもチェコ風なんだけど、これが以外とマッチするのだ。

この演奏を聞いていて特に驚くのが、チェコフィルの弦楽器のアンサンブルの優秀さ。細かいパッセージまで完璧に聞こえる。これはフィナーレになっても崩れる事は無い。。4楽章の最後で、トランペットが旋律を力強く鳴らしている裏で、弦楽器が物凄い勢いで弾きまくっているのだ。ロシアのオケだとこういうところは、金管があまりにも激しく吹きまくるので実演だと奏者の動きで「すげ〜!」と思うけど、こうして録音で聞こえるのはまた「すげ〜!」と。それもチェコスタイルで歌いまくるのだから、こいつらは手に負えない。そして平伏す「ごめんなさい」。やっぱチェコフィルってすげえなぁ・・・・

僕はこのチャイ5、マーツァル&チェコフィルのベスト録音だと思っている。

お勧め度:★★★★★

チャイコフスキー 交響曲第5番
ホルン・ソロ:オンドジェイ・ブラベッツ
指揮ズデニェク・マーツァル
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2005年10月12-14日 ドヴォルザーク・ホール
EXTON<OVCL-00227>
posted by ズィコフ at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | チャイコフスキー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。