2008年02月09日

武藤英明のモーツァルト

mutomozart4041.jpg
武藤英明がチェコフィルとモーツァルトを録音した。
オクタヴィアの江崎さんが武藤さんのことを「1980年代のチェコフィルの音を持つ指揮者」と言っていた。
まさにそういう「音」が楽しめる録音だ。
今時こういうスタイルなどと批判する向きもあるだろうけど、僕はそうは思わない。今だからこそこういう伝統的なスタイルで演奏することに意味がある。
もはやこのようにオーケストラが一杯に鳴り響く美しいモーツァルトを聞ける機会が少なくなっていると思う。
オーケストラから「モーツァルトの音」を引き出し、自信を持って演奏する。とても素晴らしいことだ。
1980年代のノイマンが指揮していた頃の音。僕が最も愛して止まないチェコフィルの音である。
武藤さんは解説まで書いてとても気合の入った演奏を聞かせてくれるのだ。
この美しさは格別である。
そして普通ならほとんど聞こえることのないラッパがちゃんと主張していることも、素晴らしい。僕が求めていた音だ。

お勧め度:★★★★★

モーツァルト交響曲第40番
モーツァルト交響曲第41番「ジュピター」
指揮:武藤英明
チェコフィルハーモニー
2006年6月10日&16日録音 プラハ・ドヴォルジャークホール
<OVCL-00306>
posted by ズィコフ at 18:31| Comment(37) | TrackBack(5) | モーツァルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マーツァルのマーラー交響曲第9番

macakmahler9.jpg
マーツァルのマーラー交響曲第9番が発売された。
2007年の最新録音である。
早速、スコアを見ながら聞いてみた。
とても良い意味で真面目な演奏だ。1楽章は、ぐしゃぐしゃになりやすいので、どうしても交通整理に徹してしまうキライはあるが、それでもチェコフィルの発する音楽は素晴らしい。
2楽章のレントラーの面白さを聞かせてくれる。重量感のある弦楽器の響きが素晴らしい。木管楽器のソロがとても美しい。
聞きものは3,4楽章。キレのあるリズムと咆哮するオーケストラ。テンポの交代がとても素晴らしく、スピーディー。
適当に勢い任せのところはなく、血の通う音楽が聞こえる。
こういう迫力は、チェコフィルならではだと思う。
4楽章の目一杯鳴り響く弦楽器の美しさは、別格である。重厚で、重たく歌うチェコフィルのスタイルにとても合っている。
マーツァルの作り出す「間」がとてもよい効果を生んでいる。
一連のチクルスでとてもレベルの高い演奏だ。

お勧め度:★★★★

マーラー交響曲第9番
指揮:ズデニェク・マーツァル
チェコフィルハーモニー
2007年10月11&12日録音 プラハ・ドヴォルジャークホール
<EXCL-00010>
posted by ズィコフ at 18:15| Comment(0) | TrackBack(0) | マーラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月27日

アシュケナージのR.シュトラウス

ashRstrauss.jpgついに幻の録音が発売になった。
アシュケナージがシェフとなったばかりの1998年の録音である。まだまだ関係が良かった時期の録音なので、大変充実した演奏を聞かせてくれる。

まずは皇紀2600年を記念して委嘱されて作品であるが、芳醇な管楽器の響きが大変素晴らしい。R,シュトラウスらしい豊かなオーケストラを存分に輝かしく鳴らしのは実にアシュケナージらしい。
ケイマル、ティルシャル等の往年のメンバーがまだまだバリバリに吹きまくっていることもこの演奏に花を添えている。
曲自体は、かつての曲のような見事な名人芸ではないけど、それでも良いオケが演奏すると、良い曲になるお手本のような演奏だ。

続いて「ティル」ではティルシャルのホルンの名人芸が存分に楽しめる。もちろんそれだけなく、その他の木管のソロも大変素晴らしい。チェコフィルで聞きたかった音がここにはある。嬉しい限りだ。

メインの「ツァラ」ではより輝かしい金管の響き。チェコフィルの濃厚な響きがR.シュトラウスの濃厚な音楽に合う。いきなりのマザーチェクのティンパニーの素晴らしいこと!
有名な冒頭だけでこれだけ燃える演奏もなかなかないと思う。演奏にはとにかくスピード感があり、一気に聞かせるエネルギーが凄まじいものがある。
随所にみせる管楽器のソロ、トゥッティの大迫力。これこそチェコフィルを聞く醍醐味である。
そしてケイマルのソロ!これがまたおっさんらしく不器用に(ごめんなさい)、そして豪快に吹き鳴らし。実にケイマルさんらしくて思わず笑いそうになる。素敵だ。
個人的に大満足な演奏である。

ツァラは、確か1998年の来日公演で演奏してる。僕はみなとみらいで、聞いたけど、なかなか良かった。ラッパはハリーシュ、ホルンはセツキーさんだったけど、大変素晴らしいプレイを聞かせてくれた。オルガンをホルンの、ハブリーク氏が弾いたっけ。
あの時、この録音が発売になっていたら、この録音の評価は大変高いものになっていただろうと思う。
でもこうして出てきてくれたことは非常に嬉しい。

お勧め度:★★★★★

R.シュトラウス
皇紀2600年奉祝音楽
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」
交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
指揮:ウラディミール・アシュケナージ
チェコフィルハーモニー管弦楽団
1998年
EXTON<OVCL-00195>
posted by ズィコフ at 15:29| Comment(0) | TrackBack(2) | R.シュトラウス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月31日

ビエロフラーベク「ハフナー」「リンツ」

belohlavekmozart3536.jpgビエロフラーベクが主兵であるプラハフィルハーモニーと録音した素晴らしいモーツァルトの交響曲。
「ハフナー」の冒頭から活き活きとした演奏が展開される。正直、これはどの演奏だと期待せずに購入し、放って置いたのが間違いであったと思い知らされた。正確なアンサンブル、美しい音色、歌心、音楽への強い愛情とどこをとっても彼らの演奏は完璧だと思う。流行のスタイルではなく、あくまでのチェコ流の歌心に満ち溢れたモーツァルトを存分に堪能させてくれる。
「リンツ」は、序奏から深みのある音楽を聞かせてくれる。モーツァルトの楽しさだけでなく、なんともいえない憂いをも感じさせれるのだ。この憂いこそモーツァルトの真髄だと思うのだけど、なんとも言葉で表し難いくらいに「憂い」を感じさせるのだ。
しつこいはずの?繰り返しも「また聞きたい」と思わせるだけのものもあるし。恐るべしビエロフラーベクである。
それもこれも、オーケストラと指揮者の全員が同じ音楽語法で話しているからそれだけ強い説得力が生まれるという基本的なことなのだけど、今もチェコにはその伝統が生きて、さらに高い境地に登っていることが実感させられるのだ。
ビエロフラーベクは一歩一歩、大巨匠への道を歩んでいることを改めて実感させられる1枚である。

モーツァルト・イヤー「2006」の最後を素敵な演奏で締めくくってみました。

お勧め度:★★★★★

モーツァルト
交響曲第35番「ハフナー」
交響曲第36番「リンツ」
指揮:イルジー・ビエロフラーベク
プラハ・フィルハーモニー
於:2005年1月プラハ・ドヴォルジャークホール
harmonia mundi<HMC901891>
posted by ズィコフ at 19:56| Comment(3) | TrackBack(0) | ビエロフラーベク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月03日

シューマン交響曲第1&2番

kubelikschu1&2.jpgクーベリックはチェコの指揮者としては珍しく?シューマンを得意としていた。ベルリンフィル、バイエルン放送響と2度の交響曲全集を録音している。クーベリックは録音も多いが、指揮活動から早々に引退したこともあり複数回録音している曲はそれほど多くない。しかも2度の全集を作ったのはシューマン、ブラームスのみ(たぶんね)。
もっとも新世界、我が祖国に限り数多く録音している。マエストロ・クーベリックが本当に愛して止まない曲だったのだろう。

クーベリックが1960年代前半のベルリンフィルと組んだシューマンは躍動感溢れる活き活きした音楽が魅力だ。まだカラヤン色満点でないベルリンフィルも魅力だ。
1番冒頭のホルンとトランペットのファンファーレからいかにも「ドイツ」のサウンド全快である。「春」に関しては、もう少し明るいサウンドであったも良いなぁと思うところもあるけど、それはオケの個性だ。クーベリックの健康的な音楽が、シューマンと良く合うと思う。決して煽り立てることもなく、内から秘める力で自然と高揚するクーベリック。これはチェコ人指揮者に共通することなのだろうと思う。
そういう意味では、不健康とされる2番の方がよりクーベリックの音楽をあらわしていると思う。1楽章後半の盛り上がりはそれそのものだ。弦楽器がひたすら忙しい2楽章のアンサンブルはさすがベルリンフィルである。3楽章の美しさ、やはり圧巻なのは4楽章。だまっていても盛り上がる曲ではあるが、折り重なるコラールの見事な事。クーベリックの手に掛かると不健康さよりも、シューマンの喜びを大いに感じることができる。

あまけ?の「ゲノヴェーヴァ」序曲は、ほとんど上演されないオペラで、序曲ですら演奏されない。しかしこの序曲は、大変美しく「マンフレッド」よりも素晴らしい曲だと思うのだけど・・・
2度で登場するホルンのファンファーレの素晴らしさはさすがであり、またフィナーレの圧倒的な高揚感は圧倒的だ。それでいて指揮者の体臭をほとんど感じさせないのが、クーベリックという指揮者の本当の凄みなのだろう。

お勧め度:★★★★

シューマン作曲
 交響曲第1番「春」
 交響曲第2番
 歌劇「ゲノヴェーヴァ」序曲

指揮:ラファエル・クーベリック
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1963、1964年録音
<UCCG−3938>
posted by ズィコフ at 17:42| Comment(0) | TrackBack(1) | ラファエル・クーベリック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月28日

チェコ秘曲集

talich2.jpg勝手に秘曲集なんて付けたけど、実はチェコの愛すべき隠れた名曲を3曲収録しているCDなのだ。
スメタナ「チェコの歌」は、愛国的な曲であるが、スメタナらしく格式高い音楽である。合唱を伴うこの曲は、10分程度であるが忘れ去るには勿体ない曲である。これを巨匠:ターリヒが戦後すぐのチェコで録音したことに政治的な意図はあるかないか・・・

スーク「おとぎ話」は、スークの代表的な作品の1つでターリヒは、2度録音している。これはもちろん2度目の録音。ハープの伴奏でバイオリンの美しいソロに導き出されるこの美しい曲は、大変魅力的である。たぶん時のコンサートマスターが弾いているのだろうけど、あまりにも美しい。
2曲目は、ポルカ調で哀愁あるクラリネットソロから始まる。そして大円団となる。3曲目も物悲しく、フィナーレでは一転し、情熱的に激しい曲となる。そして最後は、最初のバイオリンソロで幕を閉じるのだ。
ちなみにこの曲は、1901年2月7日にチェコフィルにより初演された。それを記念した100年後の演奏会で、アシュケナージがマーラー交響曲第6番の前半で演奏した。僕は、この時初めてこの曲を実際に聞きあまりの美しさに感動したのだった。

ノヴァークは、ブルックナーを改変したノヴァークではありません。ヴィチェスラフ・ノヴァーク(1870〜1949)で、ドヴォルジャークの弟子で国民学派以降重要な作曲であり、教育者としても高名でエーリヒ・クライバーは教え子の1人である。この「スロヴァキア」組曲は、オルガンとともに感動的な大コラールから始まる。これが様々に形を変えて現れるのだ。4曲目は一転し、民族楽団によるモラヴィア民謡のようだ。ホルンの強力なソロがまた実に魅力的だ。この手の民俗音楽をやらせたら、彼らの右に出るものはいない。本当に凄い演奏だ。恐るべし・・・

それにしても晩年のターリヒは、愛してやまないこうした名曲を、自ら育て上げたオーケストラで楽しく指揮していただろうなぁ

お勧め度:★★★★

スメタナ 
 チェコの歌
スーク
 おとぎ話
ノヴァーク
 スロヴァキア組曲
指揮:ヴァーツァフ・ターリヒ
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
プラハフィルハーモニー合唱団
合唱指揮:ヤン・キューン
1949、1953、1954年録音
<SU 3822-2>
posted by ズィコフ at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ヴァーツラフ・ターリヒ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月05日

カレル・シェイナのマーラー交響曲第4番

sejnamahler4.jpgカレル・シェイナは、ようやく世間で知られる指揮者となりつつあるみたい。それでもまだまだ知る人ぞ知る、隠れた名指揮者であることには変わりが無いようだ。
シェイナの録音が、日本でこれほど発売されたのも、私がレコ芸に登場したときに、ひたすら紹介したからだと勝手に思っている。
シェイナの数少ない録音の中で、愛してやまない録音が、このマーラー交響曲第4番。かつてこんな録音があると知らされ、御茶ノ水のディスクユニオンでかなり高価(それでも¥3000くらいだけどね)であったが中古LPを見つけたときは嬉しかった。そして帰ってきて聞いたときの驚き。あまりにも素晴らしい。こんなマーラーは聞いたことが無い。
だから事あるごとに、この録音を紹介したいと思って、ホームページに掲載し、その他掲示板でも紹介し、更にはパソコンに音を取り込み加工してCD化し、配った事もある。

そしてついにCD化。嬉しかった。
オリジナルマスターが劣化していると思われるので、万全な音ではない。また録音時の音の歪みがあるので、こればかりは修正できない。それでも出てくる音の素晴らしい事!
音楽が泉のように湧きあがる。歌に満ち溢れ、これほど音楽を聴いて、幸福を味わえるものがあるのだろうか?
1950年という戦後間もないチェコフィルの、ポテンシャルの高さ。ターリヒをして「もはや教える事はない」と言わしめた時代だ。ホルンのシュテフェックをはじめ、管楽器のソロの美しいこと。そしてビロードのような弦楽器。どこを取っても最上級。そしてシェイナの紡ぎだす美しい音楽。
シェイナのマーラーが素晴らしかったと、ケイマルも言っていたし、マーツェルもシェイナこそお手本だと言う。

残念な事に、チェコフィルとは4番しか録音を残さなかったが、国民劇場のオーケストラと「大地の歌」のライブ録音が復刻された。こちらは全く話題になっていないが、これも隠れた名演なのでいずれ紹介したいと思う。

お勧め度:★★★★★

指揮:カレル・シェイナ
ソプラノ:マリア・タウベロヴァ
チェコフィルハーモニー管弦楽団
1950年4月録音 ドモヴィナ・スタジオ
<COCQ−83865>
posted by ズィコフ at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | マーラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月04日

ビエロフラーベクの「幽霊の花嫁」

belodvorakbride.jpgドヴォルジャークの珍しいカンタータ「幽霊の花嫁」を紹介したい。5年くらい前にアルブレヒトが読響と日本初演をしたくらい珍しい曲。録音は、アルブレヒト以外にはチェコ系指揮者がそれなりに録音しているが、演奏される機会は非常に珍しい。
来年、チェコフィルがマーツァルと演奏するのだが、どこか録音してくれないかなと思っているのだが・・・・オクタヴィアはやらないかなぁ

このカンタータは、実にドヴォルジャークらしい曲で好き。
恥ずかしいくらいの民謡風な旋律の宝庫でありながら、何気に美しく格調高いところもある。スターバト・マーテルのような崇高さはないけど、泥臭さがたまらない。こんなドヴォルジャークだからこそ愛されているのだろうと思う。何気にチェコだと毎年どこかのオケのプログラムに乗ってくるのだ。

さて。これはビエロフラーベクとプラハ響がライブ録音したものだ。ビエロフラーベクは、良い指揮者なんだけどスタジオ録音だと気合が入りきっていない時があり、損しているときがあるのだけど、これはかなり気合の入ったライブ録音。
大活躍するプラハフィルハーモニー合唱団の素晴らしいこと!プラハ響もチェコフィルよりもローカルで味のある音を出してくれている。こういうドヴォルジャークのローカルな曲だと、このオケも持ち味が存分に引き出される。特にラングヴァイル率いるホルンセクションが実に良い味を出してくれる。
この泥臭さにはまったら、抜け出せない魅力が存分につまっている。

それにしても日本では売れないと思われているのか、店頭で見かけた事がないような・・・・これもMusicaBonaで購入できます。

お勧め度:★★★★★

ドヴォルジャーク
 劇的カンタータ「幽霊の花嫁」
指揮:イルジー・ビエロフラーベク
プラハ交響楽団
ソプラノ:エヴァ・ウルバノヴァ
テナー:ルードヴィト・ルーダ
バリトン:イヴァン・クスニエル
1995.11.29 ドヴォルジャークホール ライブ録音
SUPRAPHON<SU3091-2 231>
posted by ズィコフ at 22:08| Comment(1) | TrackBack(0) | ドヴォルジャーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

最初に買ったホルンのCD

buyahorn.jpg実は、これがホルンのソロCDとして初めて買ったもの。高校1年生の時に、試験期間中に同級生と一緒に勉強しないで銀座ヤマハに行ったときに買ったものだ。当時はブヤノフスキーという人を知らなかった。でもバンドジャーナルのホルン特集でお勧めCDで掲載されていた買ったような気がする(誰が勧めた?)。しかも当時のCDとしては安い¥2000だった。
だからホルンを吹き始めて本当にちゃんと聞いたのはこれが初めて。その前にデニスのモーツァルトのCDが我が家にあったけど、あったことすら忘れていた。
この録音を聞いて「これがホルンの音なんだ!」と思った。それが正しい、間違いは置いといてある意味、僕のソロホルンの原点である。このCDを何度聞いたか記憶がない。今までたぶん1000回は聞いたかもしれない。この後、ティルシャルのCDに出会い(ナクソスで安かったからね)、これまた聞きまくった。

ティルシャルは置いといて、ブヤノフスキーが本当に凄い人だったと知るまでそれほど時間は掛からなかった。ムラヴィンスキー指揮レニングラードフィルのチャイ5のソロの人だと教えられたら、それで終了。この凄すぎるソロは、この人か!
ある意味、ホルン吹きとして外道へ足を踏み外した瞬間かもれしれない。

でも結局、最初の印象だけで今までホルンを吹いている。
誰ですか?ホルンはビヴラート掛けてはいけないと言っている人は?
それがエレガントなら良いではないかい。
ビヴラートか掛けたベートーベンは、美しく実にエレガントである。もちろんシューマンもロッシーニも。
こうして改めて聞くと、音楽家ブヤノフスキーの素晴らしさを改めて感じるのだ。今もチャイコフスキーとショスタコーヴィチはブヤノフスキーみたいに吹きたいと思う。

チェコではないけど、僕の音楽の原点の1つということで紹介しました。

ジャケット写真は携帯で撮ったからちょっと汚いですね。いつもはどこからかネットで探して貼り付けるのだけど・・・

お勧め度:★★★★★

ベートーベン ホルンソナタ
シューマン アダージョとアレグロ、夕べの歌
ロッシーニ 序奏、主題と変奏
ホルン:ヴィタリー・ブヤノフスキー
ピアノ;エレオノーラ・ヌリジャニン
オルガン:マルク・シャーヒン(夕べの歌)
posted by ズィコフ at 00:51| Comment(0) | TrackBack(0) | ヴィタリー・ブヤノフスキー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月03日

ズヴォラーネクの協奏曲

zvolanekconcerto.jpgマレク・ズヴォラーネクはケイマルの後継者として1992年にわずか18歳でチェコフィルの1&3番奏者として入団。晩年のノイマンやアルブレヒトの録音にも参加している。しかし2年で退団し、プラハ放送響のソロトランペット奏者として移籍する。理由はいろいろあるらしいけど、演奏旅行が嫌いとか?権威主義的なチェコフィルが嫌いというのもあるらしい。どちらにしろ、チェコフィルなんかには入らない!と言っているのはちょっと残念。
この録音は、SCHAGERLがスポンサーとなり製作された。ということで、ロータリートランペットで吹いているのかもしれない。
ズヴォラーネクのスタイルは、チェコとドイツの中間のような感じだ。ガンシュやグロートに師事したことが影響しているのだろう。今回の録音を聞くと、吹き方はガンシュに近いものを感じる。もちろんオケ中で吹くと、ケイマルのように猛烈な勢いで吹きまくるのだけど。
その代表例として、アシュケナージ指揮チェコフィルでマーラー交響曲第6番「悲劇的」。エキストラで5番トランペットとして参加し、爆発音に近い凄まじい勢いで吹きまくっている。ドヴォルジャークホールで実際に聞いたのだが、あまりの凄さに椅子から落ちそうになった。

さてこの初ソロ録音で、ズヴォラーネクをその才能を存分に開花させている。とにかく上手なのだ。軽々と吹きまくる。ミハイル・ハイドンの超ハイトーンも楽勝そのもの。でも巧さが鼻につく訳でもない。それはさすがはチェコが生んだ音楽家なのだ。

ズヴォラーネクにも、もっとオーケストラプレーヤーとして活躍して欲しいと願っているのだが・・・何度もプラハ放送響の演奏会を現地でも聞いているけど、なかなかその顔を舞台で見かけることはない。ソリストとしてチェコのオケにかなり多く出演しているようだけど。

お勧め度:★★★★

Johann Wilhelm Hertel
 Trumpet Concerto No. 2 in E flat Major
Johann Michael Haydn
 Trumpet Concerto in D major
Frantisek Xaver Richter
 Concerto in D major for Trumpet, Strings and Harpsichord
Giuseppe Tartini
 Concerto for Trumpet and Orchestra, in D major

Drahomira Pelantova Harpsichord
Marek Zvolanek Trumpet
New Prague Collegium
2002年録音 ドモヴィア・スタジオ
posted by ズィコフ at 17:44| Comment(0) | TrackBack(0) | マレク・ズヴォラーネク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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